一人暮らしだし家計簿はつけなくてもいいよね、面倒くさいし。と思っていませんか?
確かに、一人暮らしだと家計簿をつける必要性がないかもしれません。
でもちょっと待ってください。
大きな出費はないと思っていても貯金ができていなかったり、毎月赤字だったりしませんか?
もしかしたら、それは家計管理を大雑把にしすぎているせいなのかもしれません。
この記事では、家計管理を毎月やることのメリット、デメリットを解説し、面倒くさがりさんでも続けられる家計管理の方法をご紹介します。
お金の不安を減らしていくヒントが見つかるかもしれませんよ。
一人暮らしに家計管理は必要?答えは「状況次第」
結論から言うと、一人暮らしに細かい家計簿は必ずしも必要ありません。
大切なのは、貯蓄ができているか、赤字が続いていないか、お金の不安を感じずに暮らせているか、という成果です。毎日レシートを記録して、費目ごとに分類して…という作業が苦痛なら、無理に続ける必要はないんです。
実際、毎月の手取りから一定額を自動で貯蓄に回せていて、クレジットカードの残高も問題なく、緊急時の貯金が生活費3〜6カ月分あるなら、詳細な帳簿をつけなくても家計は健全に回っています。
ただし、収入や支出が不安定な時期、明確な目標がある時期、使いすぎが気になる時期には、短期的にでも支出を見える化すると効果が高いのも事実です。
つまり、自分の状況に合わせて必要な時に必要なレベルで管理すればいいのです。完璧な帳簿をつけることよりも、自分が安心して暮らせる仕組みを作ることが大切だと覚えておいてください。
家計管理をやるメリットは?
家計管理を始めると、具体的にどんないいことがあるのでしょうか。ここでは5つの大きなメリットをご紹介します。
1. お金の流れが見えて不安が減る
漠然とした不安の正体は、お金の流れが見えないことです。今月、何にいくら使ったのか、来月の支払いはいくらなのか、このペースで大丈夫なのか…わからないから不安になります。
家計管理をすると、収支が数字で見えるようになります。すると、根拠のない不安が減って精神的にずっと楽になります。
2. 無駄遣いに気づける
コンビニで毎日ちょっとした買い物をしていたり、使っていないサブスクに課金し続けていたり。気づかないうちに積み重なっている出費は意外と多いものです。
家計を把握すると、こうした無意識の出費に気づけるようになります。毎日コンビニのコーヒーを買うのではなく、家で淹れたコーヒーを持参したりできます。そうやって削れるところが見つかれば、我慢しなくても代替品を用意できるので自然と貯金が増えていきます。
3. 貯金のペースが上がる
無駄遣いに気づけると、その分を貯金に回すこともできます。先取り貯蓄を自動化したり、変動費に上限を設けたりすることで、計画的にお金を貯められるようになります。なんとなく余ったら貯金、ではなく、確実に貯まる仕組みができるのです。
目標金額がある人は、達成までの期間も短縮できます。
4. 将来の選択肢が広がる
貯金が増えると転職や引っ越し、資格取得、留学など、やりたいことに挑戦する選択肢が生まれます。お金の不安が減ることで、将来を前向きに考えられるようになるのです。
5. 自分をコントロールできている実感が得られる
家計管理ができていると、自分の生活を自分でコントロールできている感覚が得られます。これは、自己肯定感を高める大きな一歩になります。ちゃんとできている自分を認められるようになり、自信もついてきます。
家計管理のデメリット 続かない理由はこれ
メリットがある一方で、家計管理にはデメリットもあります。続かない理由を知っておくと、対策が立てやすくなりますよ。
1. 記録に時間と手間がかかる
毎日レシートを集めて、費目ごとに分類して、アプリや手帳に入力して…この作業が想像以上に面倒です。仕事で疲れて帰ってきた日や、週末にまとめてやろうと思っても、結局先延ばしになってしまいます。
特に完璧主義な人ほど、1円単位まできっちり合わせようとして疲れてしまい、続かなくなるパターンが多いです。
2. 節約疲れでストレスが溜まる
家計簿をつけ始めると、支出を減らさなきゃとプレッシャーを感じて、過度な節約モードに入ってしまうことがあります。
コンビニに立ち寄るのを我慢したり、友達との食事を断ったり、好きなものを買うたびに罪悪感を感じたり…こうした我慢が積み重なると、節約疲れでストレスが爆発してしまいます。その反動で無駄遣いをしてしまい、自己嫌悪に陥る悪循環に陥ることも。
3. 完璧を求めすぎて挫折しやすい
家計管理は毎日コツコツ続けるものだからこそ、1日サボっただけで、もういいやと投げ出してしまいがちです。
レシートを1枚なくしただけで帳簿が合わなくなり、完璧にできない自分に落ち込んで、結局やめてしまう。こうした挫折経験が、家計管理できない、苦手という意識を強めてしまうのです。
大切なのは、完璧を目指さないこと。多少のズレは気にせず、ゆるく続けられる方法を選ぶことが成功の鍵です。
家計簿なしでもOK!簡単に続けられる家計管理の方法
面倒な帳簿をつけなくても、家計を管理する方法はあります。ここでは、続けやすい3つの方法をご紹介します。
オートパイロット方式 ほぼ記録不要
この方法は、仕組みを作ったらあとは自動で回っていく楽な方法です。
まず、給与が入ったら翌日に自動で貯蓄用口座へ一定額を振り替える設定をします。目安は手取りの15〜25%です。固定費は全て口座引き落としかクレジットカード払いにまとめて自動化します。
そして、変動費用には専用のデビットカードやサブカードを1枚用意して、月の上限額を決めます。残高を見れば、今月あとどれくらい使えるかが一目でわかります。月末に余ったら翌月に繰り越すか、目標貯金に追加すればOKです。
記録作業はほぼゼロで、お金が自然と貯まる仕組みが完成します。
ワンナンバー管理 追うのは1つの数字だけ
この方法では今月の変動費の合計だけを追います。レシートは取らず、クレジットカードの明細や家計簿アプリの自動分類を、週1回ざっくり確認するだけです。
固定費は毎月同じ金額なので見なくてOK。チェックするのは、変動費の合計が自分で決めた上限を超えていないかだけ。シンプルだから続けやすく、それでいて使いすぎを防げます。
私もこの方法で管理しています。
スナップショット 短期集中で基準を作る
1〜2カ月だけ全ての支出を記録して、自分の支出の基準値を把握します。自分は月にどれくらい使っているのか、どこにお金がかかっているのかがわかれば、その後はオートパイロットに戻せます。
生活が変わったタイミング、例えば引っ越しや転職後、季節の変わり目などに年1回実施するだけで十分です。ずっと続ける必要はありません。
どの方法も、完璧な記録より仕組み作りを重視しています。自分に合った方法を選んで、無理なく続けてみてください。
家計管理をやったほうがいい人、やらなくてもいい人
ここまで読んで、結局自分は家計管理をすべきなのか迷っている人もいるかもしれません。判断の目安をご紹介します。
家計管理をやらなくてもいい人
以下の条件を満たしているなら、細かい帳簿は不要です。
毎月の手取りから一定割合を自動で貯蓄や投資に回せていて、クレジットカードの残高を含めて赤字が出ていない人。具体的には、3カ月連続で口座残高が減っていなければ大丈夫です。
また、緊急時の資金として生活費の3〜6カ月分の貯金があり、リボ払いや分割払いなど高金利の借金がない人も安心です。さらに、年1回の大きな支出、例えば更新料や保険料、帰省費用などを見越して積み立てができていれば、詳細な管理は必要ありません。
成果が出ているなら、わざわざ時間をかけて帳簿をつける必要はないのです。
家計管理をやったほうがいい人
一方、次に当てはまる人は、短期的にでも支出の見える化を取り入れると効果が高いです。
収入や残業代が月によって大きく変動する人や、リボ払いや分割払い、カードの使いすぎが気になる人。引っ越しや転職、資格取得など、支出が膨らむ時期にいる人も要注意です。
また、留学資金や車の購入、資産額の目標など、明確なゴールを早く達成したい人は、家計管理で貯蓄ペースを加速できます。サブスクが増えたり、コンビニやデリバリーが無意識に膨らんでいる実感がある人も、一度見える化すると無駄に気づけます。
状況が変われば管理の必要性も変わります。今の自分に必要かどうか、定期的に見直してみてください。
また、将来は家庭を持ちたいと思っている人も家計簿をつけたほうがいいでしょう。一人暮らしでは簡単だった家計管理も、家族が増えると今までと同じとはいきません。練習もかねて、今から始めておいた方がいいでしょう。
まとめ 完璧な帳簿より自分に合った管理を
家計管理は、細かい帳簿をつけることが目的ではありません。大切なのは、貯蓄ができて、赤字が出ず、お金の不安なく暮らせることです。
完璧を目指さなくても、自分に合ったやり方で続けていければ十分なのです。ストレスの少ない家計管理をして、お金を貯めていく仕組みを作っていきましょう。


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