NISAって聞いたことはあるけど、よくわからない…
お得になるそうだから使いたいけど、つみたて投資枠とか成長投資枠とか、ややこしそう。そんな風に感じていませんか?
この記事では、NISAの基本から投資枠の違いまで、図解を使ってわかりやすく解説します。投資初心者でも理解できるように、専門用語は最小限にして説明していきます。
読み終わる頃には、自分に合った投資枠がどちらなのか判断できるようになり、安心してNISAを始める第一歩を踏み出せるはずです。
NISAとは?簡単に言うと税金がかからないお得な投資制度
NISAとは、少額投資非課税制度の略称で、投資で得た利益に税金がかからなくなる国の制度です。
普通に投資をすると、利益が出たときに約20%も税金が引かれてしまいます。例えば、100万円の利益が出ても、実際に手元に残るのは約80万円だけ。せっかく増えたお金が、2割も減ってしまうんです。
でも、NISA口座を使って投資すれば、この約20%の税金が一切かかりません。つまり、100万円の利益がそのまま100万円として手元に残るということ。これって、かなり大きな差ですよね。
2024年1月からは新しいNISAが始まり、さらに使いやすくなりました。非課税で投資できる期間が無期限になったり、年間で投資できる金額が最大360万円に増えたり、生涯で1,800万円まで非課税で投資できるようになったんです。
NISAを利用するには、証券会社や銀行でNISA口座を開設する必要があります。18歳以上の日本在住者なら誰でも利用でき、1人1口座まで持つことができます。
そしてこの新しいNISAには、つみたて投資枠と成長投資枠という2つの投資枠が用意されています。この2つの違いを詳しく見ていきましょう。
つみたて投資枠、成長投資枠の違いは?
NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠という2つの投資枠があります。この2つ、名前は似ていますが実は特徴が全然違うんです。
まず全体像を表で見てみましょう。
【比較表】
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
| 年間投資上限額 | 120万円 | 240万円 |
| 投資方法 | 積み立てのみ | 積み立て・一括投資どちらもOK |
| 投資できる商品 | 長期投資向けの投資信託 | 株式・幅広い投資信託 |
| 向いている人 | 初心者・コツコツ派 | まとまった資金がある人 |
つみたて投資枠は、毎月少しずつお金を積み立てていくスタイルです。年間120万円まで投資でき、投資できるのは長期的にお金を増やすのに向いている投資信託のみ。お小遣いを少しずつ貯金していくような感覚で、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。
一方、成長投資枠は、より自由度が高い投資枠です。年間240万円まで投資でき、一括でドンと投資することも、毎月コツコツ積み立てることもできます。投資できる商品も、個別の株式や幅広い投資信託など選択肢が豊富。ボーナスなどまとまったお金を一気に投資したい人や、自分で銘柄を選びたい人に向いています。
簡単に言うと、つみたて投資枠は初心者向けの安全運転モード、成長投資枠は自由に運転できる通常モードというイメージです。
自分にはどの投資枠が向いている?
2つの投資枠の違いは分かったけど、結局自分はどっちを選べばいいの?そんな疑問が浮かんできますよね。それぞれの投資枠に向いている人の特徴を見ていきましょう。
つみたて投資枠が向いている人
投資が初めての人や、少額から始めたい人には、つみたて投資枠がおすすめです。毎月1万円や2万円といった無理のない金額からスタートできるので、いきなり大金を投資する不安がありません。
また、投資にあまり時間をかけたくない人にもぴったり。一度設定してしまえば、あとは自動的に積み立てが続くので、日々の値動きを気にする必要がないんです。仕事や家事で忙しい人でも、ほったらかしで資産形成ができます。
さらに、損するのが怖いという人にも向いています。長期的に積み立てることで、価格が高いときも安いときも平均的に買えるため、リスクを分散できるんです。
成長投資枠が向いている人
ボーナスや退職金など、まとまったお金を一気に投資したい人には成長投資枠が向いています。年間240万円まで投資できるので、大きな金額をまとめて運用したい場合に便利です。
また、個別株に興味がある人や、自分で投資先を選びたい人にもおすすめ。投資信託だけでなく、気になる企業の株を直接買うこともできます。
投資経験がある程度あって、もう少し積極的に運用したいと考えている人にも成長投資枠は選択肢になるでしょう。
とはいえ、どちらか一方だけを選ばなければいけないわけではありません。次のセクションで、2つの枠を賢く使い分ける方法をご紹介します。
2つの投資枠は併用できる!賢い使い分け方
実は、つみたて投資枠と成長投資枠は、同じ年に両方使うことができるんです。どちらか一方を選ばなきゃいけないわけじゃないので、安心してください。
例えば、こんな使い分けができます。
パターン1 基本はつみたて、余裕があるときは成長投資枠
毎月1万円をつみたて投資枠でコツコツ積み立てながら、ボーナスが入ったときだけ成長投資枠で追加投資する。これなら、無理なく続けられて、臨時収入も有効活用できます。
パターン2 つみたては投資信託、成長投資枠は個別株
つみたて投資枠では投資信託を積み立てて、成長投資枠では応援したい企業の株を買う。リスク分散をしながら、自分の興味がある投資も楽しめます。
パターン3 まずはつみたて投資枠から始める
投資初心者なら、最初はつみたて投資枠だけでスタートするのもアリです。慣れてきたら成長投資枠も使い始める、というステップアップ方式なら、無理なく投資の世界に入っていけます。
年間の投資上限額は、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円を合わせて、最大360万円です。ただし、生涯の投資上限1,800万円のうち、成長投資枠で使えるのは1,200万円までという制限があることも覚えておきましょう。
自分のライフスタイルや投資に使える金額に合わせて、柔軟に組み合わせられるのがNISAの魅力です。
NISAを始める前に知っておきたいよくある質問
NISAを始める前に、多くの人が気になる疑問をまとめました。
Q1. NISAで損することはあるの?
はい、投資である以上、損をする可能性はあります。ただし、NISAは税金がかからないという制度なので、損をしたときに税金面で不利になることは通常はありません。長期的に積み立てることでリスクを抑えられるので、特につみたて投資枠なら初心者でも比較的安心です。
Q2. NISA口座はどこで開設すればいいの?
証券会社や銀行で開設できます。ネット証券なら手数料が安く、商品の種類も豊富なのでおすすめです。楽天証券、SBI証券、マネックス証券などが人気です。口座開設は無料で、スマホからでも簡単に手続きできます。
Q3. 途中でお金を引き出せるの?
はい、いつでも自由に引き出せます。ただし、一度売却してしまうと非課税のメリットを失うことになるので、できるだけ長期保有することをおすすめします。生涯投資枠1,800万円については、売却した翌年以降にその分の枠が復活します。
Q4. 投資信託って何を選べばいいの?
初心者なら、投資信託が無難です。多くの会社に分散投資できるので、リスクが抑えられます。信託報酬という手数料が低い商品を選ぶのもポイントです。
まとめ 自分に合った投資枠でNISAを始めよう
NISAの仕組み、つみたて投資枠と成長投資枠の違いについてご理解いただけたでしょうか。
改めて重要なポイントをおさらいすると、
・NISAは投資で得た利益に税金がかからないお得な制度
・つみたて投資枠は年間120万円まで毎月積み立てるスタイル
・成長投資枠は年間240万円まで一括投資も可能で自由度が高い
そして、この2つは併用できるので、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に使い分けられます。
投資初心者なら、まずはつみたて投資枠から少額でスタートするのがおすすめです。月1万円からでも始められますし、慣れてきたら成長投資枠も活用していけばいいんです。

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